クリップ操作(トリムツール2)


例として、タイムライン上に3つのA・B・Cのクリップを配置しトリムツールでクリップがどのように動くのかをざっと紹介します。

Aクリップの先頭を操作

クリップ先頭を縮める
Aクリップの先頭を右へドラッグし、Aクリップを縮めます。
Aクリップは短くなりますが、B・Cクリップは変化しません。
また、タイムライン上のクリップ全体の長さは変化します。

Aクリップの末尾を操作

クリップの末尾を縮める
Aクリップの末尾を左へドラッグして縮めます。
先ほど同様に、Aクリップは短くなりますが、B・Cクリップは変化しません。
また、タイムライン上のクリップ全体の長さは変化します。

A・Bクリップの間を操作

クリップの間を操作する
A・Bクリップの間を右へドラッグします。
Aクリップは長く伸び、Bクリップは短くなります。
Cクリップは変化しません。
タイムライン上のクリップ全体の長さは変化しません。

Aクリップの先頭や末尾を移動した場合は、タイムライン上で繋がってるクリップの全体の長さが変化しました。
しかし、A・Bクリップの境目を移動させると、選択した境目に隣接するクリップは変化しますが、全体のクリップ長は保持されます。
B・Cクリップの境目をトリムツールで調整しても同様で、全体のクリップ長は保持されます。

Bクリップの中を操作

クリップの中を操作する
Bクリップの中を右へドラッグします。
A・B・Cクリップの長さ及びタイムライン上の全体のクリップ長は保持されたままです。
Bクリップ内のフレームだけがスライドします。

Bクリップを[option]キーを押しながら操作

optionキーを押しながらクリップの中を操作する
Bクリップを[option]キーを押しながら右へドラッグします。
Bクリップの長さは変化しませんが、BクリップにつられてA・Cクリップが変化します。
タイムライン上の全体のクリップ長は保持されたままです。

[option]キーを押しながらクリップの中を操作した場合の例

クリップ操作による変化の一例
トリムツールでクリップの中を[OPTION]キーを押した状態で操作した場合の例
ごちゃごちゃして解りにくい部分もあるかもしれませんが、このようにクリップが変化します。
前後にクリップがあるBクリップのような場合は、[option]キーを押した状態でクリップを移動してもタイムライン上の全体のクリップ長は保持されたままですが、クリップで挟まれていないA・Cクリップのような状態の場合、操作するとタイムライン上の全体のクリップ長は変化します。
また、このような状態のクリップ(A・Cのような)を操作する場合、クリップの端を移動するのと変わらない動作になります。
クリップの位置によってクリップ単体あるいは全体の動き方が変化しますので、色々クリップを実際に操作して、感覚を覚えましょう。
実際に操作すると、簡単に理解出来ると思います。



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