クリップの操作(その2)
クリップの中から必要なカットをトリミングしてみます。
トリミングの簡単な概略
1番から9番まで記録されているクリップがあるとします。
そのクリップの中の2番から6番が使いたいカットだとして、2から6をトリミングします。
メディアブラウザ上に表示されているクリップの場合なら、クリップを選択すると黄色い枠が表示されるのので、その黄色い枠の両端をマウスでドラッグする事で黄色い選択範囲を指定出来ます。
※タイムライン上でこの操作を行うとクリップ自体がそのまま縮まります。この動作はまた別途説明します。
選択範囲ツールを使った指定方法
ツールバーの「ツール」ポップアップメニューから「選択範囲ツール」(Rキーを押しても切り替わります)を選びます。
範囲を指定したい場所をツールでドラックして範囲を指定します。
ドラッグ終了後も左右のハンドル部をドラッグして調整出来ます。
また、黄色い枠の中を左右にドラッグする事で枠ごと左右に移動できます。
詳細な選択範囲の指定方法
クリップを再生したり、コマ送りにしたりしながら選択範囲を指定します。
クリップの先頭から再生し、1から2に変わる部分でキーボード[I]キーを押します。
次に6から7へ変わる部分でキーボードの[O]キーを押します。
すると、黄色いトリム枠が2から6までを囲う形になります。
[I] ・ [O]キーに[shift]キーを併用する事で、
[I]キー+[shift]キーで選択したクリップの先頭に移動します。
[O]キー+[shift]キーで選択したクリップの末尾に移動します。
自分の思ったとおりに選択範囲を指定出来るように、色々練習してみましょう。
※1
ファイナルカットプロXでは、[I]キーと[O]キーは、マニュアルでは「先頭を指定」「末尾を指定」と明記されています。
他の映像編集アプリケーションでは、このような機能を使いクリップをトリミングする場合「INポイント」とか「IN点」とかの表現をされてる場合が多いと思います。
しかし、ファイナルカットプロXでは、わざわざ「先頭を指定」と言う言い回しになっていますのでなにかそれとは違う明確な意味合いがあるのかもしれません。
今は違いは解りませんが、もしなにか解ればまたご報告出来ればと思います。
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