テキストの不審な動作(原因)


指定したフォントが次回の起動時に別のフォントに置き換わってしまう現象にハマってしまいました。
永遠と修行のように、「フォント変更」→「終了」→「FCPX起動」と言う動作を繰り返し、またその度に1ずつ設定を変えてみたり…
例えば、タイムライン上のクリップに接続されているタイトルエフェクトを削除し、新規でもう一度タイトルエフェクトを適用させてみたり。
利用するフォントに問題があるのかもと、1回1回フォントを変更して動作を見てみたり。
と様々な試みを試してみましたが、やはり動作は安定せず…
安定しない中にも、本当にたまにフォントが変わる事無く正常に表示される場合もあります。

フォントが変わる場合と変わらない場合の違い

途方に暮れながら、1回1回の動作で一様メモ代わりにスクリーンショットを撮っていたのでそれを見返しました。
フォントが変わってしまう時と、変わらない時でなにか見落とした違いは無いか。

フォントが変わるタイプ
上記の場合、起動時にフォントが変更されてしまうタイプです。

フォントが変わらなかった時
上記の場合、起動時にフォントは変わりません。
この二つの違いは…

双方の違い
スタイルタブ(a)とフォントセレクトメニューが異なっているタイプは、起動時にフォントが変更されて表示されます。
スタイルタブ(b)の場合、セレクトしたフォント名と表示が同一なので、起動時にフォントが変更される事無く表示されます。

この(a)(b)で表示されているスタイルタブがフォント表示異常のポイントでした。

フォント指定の場合の注意

フォントを変更(指定)した場合、必ずスタイルタブの表示が指定したフォントデザインになっているか確認する事が大切です。

Final Cut Pro Xでは、インスペクタウインドでパラメータを変更した場合にはプレビューウインドでその変化を確認する事が出来ます。
その変更した(フォントスタイルや装飾など)内容は、通常スタイルタブの表示にもリアルタイムで変更されるのです。

タイトルの色を変えた場合
例えば、テキストインスペクタウインドのパラメータ[フェイス]よりフォントの色を変更すると、スタイルタブの表示も同様に変更した色になります。
また同様にフォントを変更すれば、変更したフォントのスタイルで表示されます。

今回ハマってしまった原因として

例えば、テキストのフォントをImpactに、色をオレンジにとパラメータを変更すると、プレビューウインドではそのように表示される。
この表示は、プロジェクトを閉じるまたはFCPXを終了するまでそのように表示される。
しかし、この変更したパラメータのスタイルが、スタイルタブの表示に反映されていない場合、プレビューはパラメータで変更した内容が適用されているが、実際に保存(自動保存)した時には、変更したパラメータはスタイルとして反映されていないので意図しない状態で保存される。
よって、起動すると違うスタイルで表示されてしまう。

ようするに、変更したパラメータ内容が確定されていなかったのが原因でありました。
(原因解るまで、散々悩みました…)

変更したパラメータとスタイル表示が異なっている場合の処置

タイムライン上に、表示がおかしいタイトルエフェクトとは別のタイトルエフェクトが有る場合は、そのタイトルエフェクトを選択してからもう一度問題のタイトルエフェクトを選択します。
また、他に無い場合は何処でもいいので適当に新規のタイトルエフェクトを配置してそれを選択。
その後に問題のタイトルエフェクトを選択し、スタイルを確認して正常に表示が変わっているか確認して下さい。
多分この動作でスタイルが適応されるはずです。

もっと確実な対処方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報下さい。



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