リタイミングで指定フレームをフリーズさせる


動画クリップの任意の部分をフリーズ(静止画のように止める)方法です。
他にも方法があるかもですが、今回はリタイミングでご紹介したいと思います。

フリーズするフレームを決める

フリーズするフレームを決める
クリップ内のフリーズ(停止)させる場所に再生ヘッドを移動します。
この時に、キーボード[M]キーを押し、再生ヘッドの位置が作業中に動いても直ぐに戻せるようにする為と、後でフリーズ時間を変更する時の為にもマーカーを打っておきます。
ツールバーの「リタイミング」ポップアップメニューから「保留」を選択。

リタイミングエディタの表示
クリップの上部に「リタイミングエディタ」が表示され、再生ヘッドの位置から保留部分が赤で表示されます。
この赤で表示された部分が、フリーズ部分となります。
リタイミングハンドルをドラッグして任意の時間(フリーズ部分の表示時間)を変更します。

フリーズ時間の設定方法として

リタイミングハンドルでドラッグし調整する場合、そのままではアバウトなタイミングでしか調整し辛いと思いますので私の現在のやり方を紹介します。
なにか調整のヒントとなればと思います。

再生ヘッドの位置を調整
デフォルトでは、「保留」を行うと2秒分保留となると思います。(違ってたらすみません)
保留の先頭に再生ヘッドを移動します。
(マーカーが打ってあるのでそれを利用します。)
次に、ダッシュボードを利用し再生ヘッド今の場所から2秒移動させます。
(ダッシュボードの使い方は【タイムコードを使う(ダッシュボード)】を参照下さい)

2秒移動したらこのポイントでマーカーを打ちます(キーボード[M]キー)

ブレードツールでクリップをカット
ツールバーから「ブレード」ツール(キーボード[B]キー)を選び、マーカーに合わせ保留の先頭と末尾を切ります。
これで、フリーズさせたクリップとフリーズさせたクリップの前の映像、後ろの映像の3つに分かれました。

リタイミングエディタを表示させる
フリーズクリップを選択し[command]+Rでリタイミングエディタを表示させます。

注意ポイント

■フリーズした部分の表示時間が2秒以上にする可能性が有る場合は、リタイミングハンドルを右へドラッグして希望の秒数以上になるように伸ばして下さい。
2秒以上表示する事が無い場合はそのままでOKです。(理由は後に説明致します。)

フリーズ部分の表示時間を指定

ダッシュボードで時間指定
フリーズクリップを選択しダッシュボードをWクリックします。
ダッシュボードに現在のクリップの継続時間が表示されます。(この場合は2秒00フレーム)
この表示された継続時間以下の時間で、希望の表示時間を入力します。
これで、通常のクリップと同様に希望の表示時間を指定する事が出来ました。

指定時間の注意

時間指定の注意事項
では、フリーズクリップば2秒(デフォルト状態)で、2秒以上を指定した場合はどうなるでしょうか。

フリーズ(保留)時間指定での注意
このように、2秒以上の分(今回は3秒指定しました)がフリーズでは無い状態で表示されてしまいます。
また、この部分は、フリーズ終わりのフレームが続くので、フリーズ指定した後のフレームが重複し表示されてしまいます。
なので、このような場合は事前に指定秒数以上のフリーズクリップになるようにリタイミングハンドルを伸ばす必要があるのです。

ちょっと解りにくい説明の仕方かもしれませんが、実際に操作してみると理解出来ると思いますので一度試してみて下さい。

他にもっとスマートで効率的な方法があるかもしれません。
もしご存知の方は是非教えて下さい。




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