クリップの一部にだけビデオエフェクトを加える方法(2)
1つの繋がったクリップに対して部分的にエフェクトを適用する方法として「ブレードツール」でクリップを分割する方法を紹介しました。
今回は、クリップを分割せずに適用する方法をご紹介します。
但し、自己流の為正解でないかもしれませんがご了承下さい。
クリップを複製する
部分的にエフェクトを適用したいクリップを選択し、
[編集]メニュー→[コピー]または[command]+Cでクリップをコピーします。
再生ヘッドをクリップの先頭に移動します。
[編集]メニュー→[接続済みクリップとしてペースト]または[option]+Vでクリップをペーストします。
接続済みクリップとしてペーストを行うと、再生ヘッドの位置を先頭としてコピー元のクリップの上にコピークリップがペーストされます。
(接続済みクリップはFinal Cut Pro X(FCPX)の特徴的機能の一つです)
ツールバーからビデオエフェクトを選び、先ほどペーストしたクリップ(上のクリップ)にエフェクトを適用します。
この状態で、クリップの先頭から再生させるとクリップ全体にエフェクト適用された状態で再生されます。
一部分だけにエフェクトを適用したいので、エフェクト範囲を指定します。
(接続済みクリップに関しての詳しい説明はまた別途述べたいと思います。)
エフェクト適用範囲を指定する
エフェクトを適用させたクリップの先頭または末尾を移動させて任意の範囲を指定します。
注意しなければならない事は、「調整はクリップの先頭と末尾しか操作しない」と言う事です。
接続済みクリップ(エフェクトを適用したクリップ)自体を前後に移動していますと、下のクリップ(プライマリクリップ)との同期がずれてしまいます。
必ず調整は、特別な意図が無い限り今回の場合はクリップの先頭または末尾だけにして下さい。
この状態でクリップを先頭から再生してみましょう。
接続済みクリップ(エフェクトを適用したクリップ)で範囲指定された部分はエフェクトが、それ以外はエフェクト無しの状態で再生されました。
複合クリップにする
「クリップの一部だけにビデオエフェクトを加える方法(1)」の最後に行いました複合クリップ化する事で、タイムラインがスマートになる他、不用意な操作でクリップの同期がズレル事を防止する為にも有効だと思うので、複合クリップ化しましょう。
複合クリップ化するクリップを全て選択します。
選択したクリップの上で、[control]+クリックまたは、[option]+Gで新規複合クリップにします。
複合クリップになりました。
複合クリップをWクリックすると、構成されているクリップが展開し編集が可能です。
自己流の為正解でないかもしれませんがご了承下さい。
他にもっとスマートで効率的な方法があるかもしれません。もしご存知の方は是非教えて下さい。
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