クリップの色を合わせる(マッチカラー)
映像編集では様々なシチュエーションで撮影された素材をつなぎ合わせて行く場合が多々あります。
朝のシーンや夕暮れのシーン、室内や室外等々。
また、同じ場所でも撮影する設定が違っていたりと…
本来はキチンと撮影時に色を合わすべきなのでしょうが、編集の事を考えて前後のカットの色に注意して撮影すると言った事は素人では難しい物です。
Final Cut Pro X (FCPX)では、そのような色調違いのクリップの色調を合わせる機能があります。
カラー調整(カラーボード)2
Saturation(サチュレーション)
Saturationとは彩度を意味し、クリップの鮮やかさを調整します。
彩度と上げるとカラフルに(色がキツく・ビビッド)に変化し、逆に彩度を下げていくと段々モノクロ・白黒へと変化します。
Saturation(サチュレーション)は4つのコントロールが有ります。
コントロールポイントは、左から【グローバル】【シャドー】【中間色調】【ハイライト】になります。
インスペクタウインドに表示されているセンターラインより各コントロールポイントを
●上にコントロールポイントを移動すると「彩度」が上がります。
●下にコントロールポイントを移動すると「彩度」が下がります。
【グローバル】
選択されたクリップ全体のサチュレーションを調整・変化させます。
【シャドー】
選択されたクリップの暗い部分のサチュレーションを調整します。
【中間色調】
選択されたクリップの中間色調のサチュレーションを調整します。
【ハイライト】
選択されたクリップの明るい部分のサチュレーションを調整します。
カテゴリー:色(カラー)
カラー調整(カラーボード)
取り込まれた映像の色調整が行えます。
iMovieと比べると、Final Cut Pro X(FCPX)では格段に色関連のツールが強力な物となっています。
今回はそのカラーツールから、カラーボードをご紹介します。
カラーボードの表示
カラーボードを表示させる方法はいくつかあります。
タイムライン上に配置されたクリップを選択し、
[方法その1]
クリップの左上の三角マークをクリックしメニューから[カラー調整]を選択。
[方法その2]
ツールバーの一番端、インスペクタボタンをクリックし補正タブの一番右のボタンをクリックする。
[方法その3]
[ウインド]メニュー→[カラーボードを表示]
[方法その4]
[command]+6
のいずれかの操作でビデオボードを表示させます。
カテゴリー:色(カラー)
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